大阪人としてこの1ヶ月半の間怠ってきたことがありました。そう、「粉もん」を1度も口にしていないのでした。あまりにもそれが長期間に渡ったものだから、目は虚ろ、口は渇き、体中に発疹が表れ、そして時々痙攣を起こすほどの異状を体に来たしていました。
そこで、このままでは死んでしまうと思い、ついに作りました、お好み焼き。日本からわざわざ手荷物で運んできたお好み焼き粉、天かす、青のり、オタフクソース、マヨネーズ(日本と外国のとでは味が全然違う)が初めて日の目を見たのでした。スライス肉が売っていないので豚ロースブロックを薄く切ったり、紅生姜が地元スーパーでは売っていないので普通の生姜で代用したり、少し面倒だったりもしましたが、フライパンで焼き上げるとふっくらとした美味しいお好み焼きが出来上がりました。旨い、旨すぎる。大阪人の体の半分は粉もんでできているという普遍的事実を再認識した瞬間なのでした。
因みに、明後日渡英前に手配した船便がようやく届くのですが、その中にはたこ焼きの鉄板が入っています。ロンドンで自宅でたこ焼き、いやあ、お洒落だ!